- 動画編集でなぜカットのコツが大切かわからない
- 動画のクオリティが上がるカットのコツが知りたい
- カットのコツを知るとどうなれるか知りたい
今回の記事はこのような悩みを持つ方向けとなっています
この記事では
動画編集でクオリティの高い動画を作って、視聴者を増やしたい方
に向けて、カットのコツをわかりやすく解説していきます
✓本記事の信頼性
- ムビスク!運営事務局長
- 動画編集を始めて半年で収益6桁
- 動画編集スクールをいくつも取材
- 動画編集を学ぶ人のサポーター
- 動画編集のカットのコツが重要な理由
- 動画編集の具体的なカットのコツ
- カットのコツを知ると表現できる編集
「動画編集でなんとなくカットをしてきたけど、いい感じの動画にならない」という人の悩みを解決したいと思います
本記事を読めば「カットにはこだわったほうがいい理由や、どうカットしたら動画のクオリティが上がるか」がわかるようになりますよ
カットに時間がかかってしまう人は、カットをする基準が決まっていない事が多いです
カットのコツを知れば、かかる時間が短くなって上達したと実感できます
それでは、一緒に見ていきましょう
カットはなんとなくでするものではありません
ちゃんとしたコツを知って動画編集をしましょう
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動画編集でカットのコツを知ることは重要

✓動画編集でのカットの重要性
- カットのクオリティで動画のクオリティがほぼ決まります
動画編集の中でもカットは単純な編集作業です
しかし、動画の土台を作るとても重要な作業でもあります
今までなんとなくカットしていた方はカットの重要性を知っておくべきでしょう
✓カットのコツはこちら
- 基本はとにかく細かくカットする
- 情報量のメリハリを考える
- 時間を伸ばす
- つなぎを間違わない方法
- 動画内の時間をコントロールする
なんとなくでカット編集をしていた方はコツを知っておこう
動画編集でカットのコツを知るべき理由

✓カットのコツを知る理由
- テンポが良くなる
- 離脱率が下がる
- 情報量が増える
- 映像にメリハリが付く
- 時間の流れを操作できる
カットを表現できる効果はこのようにどれも良いことばかりです
コツを知ってカットすれば、この効果をさらに大きくできます
カット編集のコツを押さえるだけで動画のクオリティが上がります
テンポが良くなる

✓テンポが良くなる理由
- 動画には無駄なシーンがかなり多い
素材動画は無駄なシーンがかなりあります
撮り方にもよりますが、実際に使えるの方が少ないものです
カットし終わった動画が素材動画の半分以下ということもあります
必要なシーンだけを残すことでテンポよく動画を見られるようになり、視聴者の満足度を上げることになります
素材動画の良いところだけを詰め合わせて、テンポの良い動画を作りましょう
離脱率が下がる

✓離脱率とは
- 動画を再生してくれた人が見るのをやめる割合
動画において離脱率は絶対に低いほうがいいです
どんなにいい動画を作っても、見てもらえなかったら何の意味もありません
カット編集のコツを知れば視聴者の離脱を減らせます
テレビでは「続きはCMの後!」みたいなのをよく見ますよね
これも離脱率を抑える工夫の一つです
動画を見てもらうことが何より大切です
離脱率を下げる工夫は絶対にしておきましょう
情報量が増える

✓動画の情報量
- 情報量の多い動画は満足度が高くなる
素材となる動画の中には
- 情報量が多いシーン
- 情報量が少ないシーン
それぞれが混ざっています
情報があるところだけを残しカット編集をしていけば、それだけで情報量の多い動画ができます
✓情報の少ないものの例
- 長いだけの校長先生のお話
- 聞いてもいない他人の自慢話
- 特に内容のない会議
情報のない動画ははこれらと同じでほんとにつまらないものです
カットのコツをつかいこなせば、情報量の多い動画を作れるようになっていきます
視聴者は情報の多い面白い動画が好きです
いらないところをどんどんカットしていきましょう
映像にメリハリが付く

✓動画のメリハリ
- 流れの速さを変える
- 早い or 遅い のコントラストを付ける
動画をカットしていくことで動画のテンポは上がり、その分流れが早くなっていきます
カット編集の仕方によって動画の中に時間のコントラストが作れます
✓メリハリがないとどうなる?
- 単調な動画
- 飽きやすい
- つまらない
- 印象にすら残らない
メリハリがない動画ははっきり言ってつまらない印象をになります
カット編集のコツとして、メリハリを意識して動画を作ることは必須です
- カットしてテンポを上げるところ
- カットしすぎないでテンポを落とす
この2つでメリハリが付けられます
時間の流れを演出できる

✓カットでできる以外なこと
- 時間の流れを遅くすることもできる
動画編集でカットをしたら当然、動画の時間は短くなります
ですが、カット編集では
- 不要な部分を切り取る作業
- 切った動画をつなげる
この2つがセットとなっており、つなげ方次第で動画の中の時間の流れが遅くすることもできます
この時間の流れを演出する感覚がわかれば、表現の幅が一気に広がるのを実感できます
時間軸の見せ方も動画編集で作れる情報です
カット編集で動画内時間を変えられます
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動画編集でやるべき具体的なカットのコツ

✓具体的なカットのコツ
- 視聴者目線を忘れない
- カットは複数回に分ける
- 基本はとにかく細かくカットする
- 情報量のメリハリを考える
- 時間の流れを長くする
- つなぎを間違わない方法
- 動画内の時間をコントロールする
動画編集でカットをするコツはこの7つ
それぞれ何をしたらいいのか解説していきます
全部のコツを使いこなせるようになりましょう
視聴者目線を忘れない

動画編集の基本中の基本ですが、動画を作るときには視聴者目線を絶対に忘れてはいけません
動画は誰かに見てもらうために作るものです
自分だけ視点でカット編集するのではなく、どんな動画が視聴者が見やすいかを考えることが大事です
動画制作と編集が完了したら、まずは視聴者目線で確認を忘れずに!
作った動画はできるなら誰かに見てもらって感想を聞くと効果的
カットは複数回に分ける

動画編集のカット工程は、複数回に分けてカットしていきましょう
多くの人によくあるのが、1周で動画のカットを終わらせようとすることです
動画を1週でカットするのは実は間違いなんです
理想としてカットのために3周ははじめから終わりまで動画を編集してもらいたいところ
流れとしては
- 最初の1周は不要なところを大きく
- 2周目で細かいところを調整しながら
- 3周目で確認しつつ、微調整
このように複数回に分ける理由として、一度でカットをしようとすると動画全体でカットの品質にムラが出てしまいやすいからです
そうならないように一度でやるのではなく、全体のバランスを見てカットは複数回に分けるのがコツですね
一度でカットしようとするとうまくいかないことが多いです
基本はとにかく細かくカットする

✓どのくらい細かくカットすべき?
- 基本は1秒以上無言ならカットする
動画は細かくカットして無駄を削ることで情報量が多く満足度の高いものに仕上がります
だから、細かいカットは基本中の基本
「細かくカットするってだけじゃわからない!」と言う人もいるので、ここでは
1秒以上の間はカットでなくすべき
というようにします
思っている以上に細かくカットするのが効果的です
細かくカットするときの注意点
✓注意点
- オーディオの波形だけで確認しない
- 動作の途中じゃないか見る
- 必ず再生して確認する
オーディオの波形データだけを見て、音がないところだけカットするという手法も良くありません
普通に喋っていると
- 「あー」
- 「えー」
- 同じことを言っている
とか余分なところがたくさんあるので、そこもカットすべき箇所です
音声のデータだけ見ているとそういう意味のないセリフが残りがち
逆に音は無音でも出演者が動いているところは必要なところ
間違ってカットしてしまわないようにしておきましょう
カットすべきところは音声の波形だけではわからないです
情報量のメリハリを考える

✓メリハリの付け方
- 細かすぎるほどカットするところ
- ほどほどにカットするところ
- 両方で動画の流れに差をつける
カットの細かさで動画の情報量を調整ができるところに注目してください
動画内で情報量を調整することで情報が多いところと少ないところのメリハリが効いてきます
あまりにも情報量が多いところばっかりだと視聴者も疲れやすくなり、少なすぎると飽きてきます
甘いものとしょっぱいもの交互に食べると美味しいのと同じ原理なので、コントラストをつけるように意識しましょう
情報の多いところ、少ないところを作り分ければ視聴者が飽きない動画の出来上がります
最初の3秒の情報量を増やそう
✓15秒の広告の調査結果
- 動画の初めの3秒で離脱する人が多い
- 3秒をすぎると離脱率が下がる
- 最初の数秒が離脱するかどうかの分かれ目
みなさんは動画を最初の数秒で見るのをやめたりしないでしょうか?
このデータの通り最初の数秒で動画を見るか見ないかを判断する方が多くなっています
そのため、最初の数秒で視聴者を掴むことはとても大切です
✓開始直後の見せ方
- 動画の見どころをまとめる
- 時間は3秒~5秒
この条件で動画始まりを作れば、情報量の多い動画が出来上がります
最初の数秒で視聴者を惹きつけるには、その情報量の多い動画をの始めに持って来るようにしましょう
そうすることで離脱率を下げる効果が出ます
動画の開始数秒は情報量の多いものを詰め込むと良いですよ
時間を伸ばす

✓カットの見せ方のコツ
- 動画内の時間を実際よりも長く表現する
当たり前の話ですが、10秒の動画を3秒カットしたら7秒になります
動画自体はカット編集をすると必ず短くなりますが、ここでお伝えしたいのはそういう単純な引き算ではありません
カット編集での表現によって、動画内の時間が長い時間が過ぎたように見せることもできるということです
✓時間の伸ばし方の例
- 走ってる映像
- 時計がぐるぐる回る映像
- 走ってる映像
長時間走っている印象を与えられる

こうしたカット編集のつなぎで、動画内の時間が長く経過したように見せられます
カット編集の見せ方によっていろんな演出ができるので身につけておきたいカット編集のコツです
動画の時間の流れは、カット編集で見せ方を変えられます
つなぎを間違わない方法

✓つなぎ方の正解とは
- カットしてつなげた映像の前後に違和感を作らない
動画が切り替わって出演者の見た目が変わったら誰でも変だと感じるでしょう
こうした違和感を出ないようにカットは行う必要があります
動画素材が1つなら編集前後で差ができることもないので気にしなくても問題ありません
ですが、複数の動画素材を使うならつながりは意識しておきましょう
✓見た目の変化には時間の変化を感じるものがある
- 場所の移動 → 数分~数時間
- 服が変わる → 別の日
- 髪が伸びる → 数ヶ月
このような時間変化を表現と見た目の変化が合わない編集が間違ったつなぎとなります
見た目の変化にはそれ自体に時間の流れを感じさせる物があるので注意が必要です
動画内の時間をコントロールする

✓動画内の時間の流れ
- カットで時間を短くする
- 繋げ方で時間を伸ばす
動画編集で時間の流れの見せ方を変えることができるのはカット編集だけです
時間の流れの見せ方を思った通りに扱えるようになったら、カット編集のコツをしっかりマスターできていることでしょう
編集で自分が見せたい映像が表現できるレベルに到達しているといえます
うまくカット編集ができるようになったら、表現できる幅が広がります
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カットのコツ知らなくて動画編集はできる?

✓結論
- コツを知らなくてもできなくはない
- いい動画になる可能性はかなり低い
カットで動画が良くなる話ばかりしていると
「いやいや、カットしなくてもクオリティの高い動画もたくさんあるじゃないか、カットしなくたっていい動画は作れるよ」
という思う方の声が聞こえてきます
実際のところカット編集をした動画が必ずしも素材動画より良い動画になるわけではありません
ですが、カット編集したものが素材よりも悪くなることのほうが珍しいです
そこでよくあるこのような疑問に答えて行きたいと思います
✓カットのコツは知らなくてもいい?
- ノーカット動画でもいいこともあるのでは?
- 自然な映像がいいこともあるのでは?
- カット前よりもよくならないこともあるの?
カットしなくていい動画を作るより、カット編集でいい動画を作るほうが簡単です
ノーカット動画でもいいこともあるのでは?

✓ノーカットでいい動画を作る条件
- 最初から最後まで、一連の動画台本
- 失敗してはいけない撮影
ノーカットで良い動画を作るのはかなり難しいです
そんな動画を作れるのは動画制作の実力がかなり高い方だけでしょう
そのような方が普通にカット編集込みで動画制作をしたら、驚くほどレベルの高い動画を作れることは間違いありません
「ノーカット動画ならカットしなくていいし楽そう」と考えてノーカット動画作りをすると間違いなくつまらない動画になってしまいます
カット編集で動画を作るほうが簡単ということは知っておいてください
ノーカットで良い動画を作るのは普通に作るよりも何倍も難しいです
自然な映像がいいこともあるのでは?

✓自然な間が良い可能性
- 偶然なので驚くほど低い
撮影の段階で自然な間をうまく作れるのはベテランの俳優、女優さんのスキルがあってこそできるもの
一般の人がカット編集した動画よりも自然に良い間を作るのは、ほとんどが偶然です
いい感じの間を演出するのもカット編集の方が圧倒的に簡単です
プロの演者でもない限り、カット編集で作る間の方が良くなります
カット前よりもよくならないこともあるの?

✓カットしても良くならない理由
- カットの技術が足りない
動画編集は料理のイメージに近いところがあります
- 料理が下手な人が作った料理
- 動画編集が下手な人が編集した動画
どちらもいい感じにはならないのは想像がつくと思います
素材となる動画がとても良い場合はカット編集で手を加えるほうが悪くなるということも考えられますが、カット編集して良くならないと言うのは単純に編集者の技術不足ということでしょう
カット編集しても良い動画が作れないのなら、技術不足かもしれません
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動画編集におけるカットの技法

✓すぐに使えるカットの技法
- スタンダードカット
- ジャンプカット
- Jカット&Lカット
- クロスカット
- カットバック
- アクション合わせ
- モンタージュ
動画編集で使えるカットにはたくさんの技法があります
カットのコツだけでなく表現の仕方も大事なので、ここで簡単に説明していきましょう
スタンダードカット
✓使いどころ
- どこでも使える普通のカット&つなぎ
- 特別な意味は持たない
スタンダードカットについては、2つの映像をただつなぐだけ
映像A → 映像B への切り替えという感じです
普通に2つの動画をカットしてつなげたら、スタンダードカットと知っておくだけでOKです
ジャンプカット
✓使いどころ
- 映像のテンポを良くしたいとき
- 映像の情報量を増やしたいとき
ジャンプカットは動画の中の無駄な部分をカットしてなくす技法です
映像の中の無駄なシーンをどんどん飛ばすことで動画の情報量を濃くなります
ジャンプカットはYoutubeでよく使われています
これからYoutubeの動画編集をやろうとしているなら使いこなせるようにしておきましょう
使いやすい技法ですが、使いすぎると安っぽい動画に仕上がるのでやりすぎには注意
Jカット & Lカット
✓使いどころ
- 映像と音声をスムースに切り替えたいとき
- 視聴者により見入ってもらいたいとき
JカットとLカットの違いはこちら
Jカット | シーンの切り替えを、音声→映像の順番で切り替える |
Lカッチ | シーンの切り替えを、映像→音声の順番で切り替える |
どちらもシーンを切り替えたときに、いきなり全部の映像が切り替わらないので、動画の流れがスムーズになります
視聴者に没入感を与えられる効果があることも知っておきましょう
クロスカット
✓使いどころ
- 2つのシーンの対比を見せたいとき
- シーンを強調したいとき
クロスカットは同じ時間軸にいて、別の場所の映像をそれぞれ流すことで対比をしてもらう技法です
例としては、こんな使い方があります
- 幸せな家庭のシーン
- そこに迫る怪しい影
こうした対比をすることで、よりその怖さを強調できるのがイメージできると思います
カットバック
✓使いどころ
- 緊張感のある感じを作りたいとき
カットバックは同じ時間軸を、登場人物それぞれの映像で繰り返し流す技法
より緊張感のある映像が仕上がります
例としてはこのようなシーンに使われています
- 戦いの始まりの合図
- その10秒前の主人公の顔
- 次に同じく10秒前の相手の顔
緊張感があるシーンが想像できるのではないでしょうか?
こういう表現を使うことで、見ている人を惹き付けられます
アクション合わせ
✓使いどころ
- 動きのある映像をかっこよく見せたいとき
アクション合わせは、動きのある映像が更に迫力あるように見える技法です
ただジャンプするだけの映像でも
- 飛び上がりを後ろから
- 着地を前の下から
こういう映像でつなぐことでより、動きのあるシーンにできます
かっこいい動画に仕上がりますが、その分たくさんの映像を撮影してつなげる必要があるので撮影は大変です
動画編集をするなら、正しいカットのコツを知ろう

✓動画編集でカットのコツ
- 基本はとにかく細かくカットする
- 情報量のメリハリを考える
- 時間を伸ばす
- つなぎを間違わない方法
- 動画内の時間をコントロールする
動画編集のクオリティを上がる、知っておくべきカットのコツを紹介してきました
今までカットのコツを知らずに動画編集をしていた人の参考になれば嬉しいです
Youtube動画の多くはカットのコツを知らないばかりに、何を見せたいのかよくわからない動画がたくさんあります
大切なのは視聴者が見ていて満足する編集ができること
簡単にできるようにはなりませんが、継続すればスキルアップできます
少しずつ前へ進んでいきましょう
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