- 動画編集をするのにグラボが必要か知りたい
- グラボが何に役立つのかわからない
- グラボがある性能の良いパソコンを知りたい
今回の記事はこのような悩みを持つ方向けとなっています
この記事では
動画編集用のパソコンを買うときにグラボがあるものを買うべきか迷っているあなた
に向けて、動画編集でグラボが必要な理由についてお伝えします
✓本記事の信頼性
- ムビスク!運営事務局長
- 動画編集を始めて半年で収益6桁
- 動画編集スクールをいくつも取材
- 動画編集を学ぶ人のサポーター
- 動画編集で稼ぐならグラボが必要な理由
- グラボがどう役に立っているのか
- グラボを搭載しているおすすめのパソコン
動画編集でグラボが必要かどうかを調べてみると、必要派と不要派の両方の意見が出てきます
「どっちが正解なの?」と思う人も多いので、GPUの仕組みを詳しく解説していきます
最初に結論から言ってしまうと
動画編集で稼ぎたい人は絶対にGPUを搭載したパソコンを使うべき
そうじゃない人はその人の好みで選べばOK
本記事を読めばグラボがあるパソコンで動画編集をするとどんなふうになるのかイメージできるようになり、グラボが自分に必要かどうかがわかるようになります
実際、私はグラボの付いていないパソコンから動画編集を始めて、その後グラボを搭載したパソコンに買えてたので、ある時、ない時の差を体験しました
グラボがあると動画編集は快適になります
それを必要と見るか、なくてもいいと見るか答えは人によるでしょう
でも、動画編集で稼ぎたいなら効率よく編集作業をするのは大事です
そう考えるならグラボは必要だと言えるでしょう
動画編集で稼ぎたいならグラボは必ず使いましょう
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動画編集にグラボが必要か知るために

✓グラボとは?
- グラフィックボードの略
- 映像出力をする GPU が付いている基板
- グラボ = GPU の意味で使われることもある
まずはじめにグラボが必要かどうかを考えるには、その仕組みを知っておく必要があります
そこで今回はグラボに関係するもの達に話を聞きましょう
- CPUさん
- GPUさん
- デキるGPUさん (GPGPUさん)
- 動画編集ソフトさん
- デキる動画編集ソフトさん
この5名にグラボがあるとどういう感じなのか、お話してもらいたいと思います
それではそれぞれの役割を見ていきましょう
動画編集に関係するものの紹介
✓グラボ関係者の紹介
僕はCPUだよ
パソコンの中の作業の処理は全部やっているよ
複雑な処理も任せといて
一人で処理をやってるから結構忙しいんだよ
俺がGPUだ
俺が乗ってるのがいわゆるグラボだな
俺の仕事は映像出力が専門だ
それ以外のことはできないんだ
私がデキるGPUです
普通のGPUと違って、GPGPUとも呼ばれたりします
映像出力の他にCPUの仕事も一部なら代わりにできるんです
僕が動画編集ソフトっす
いつもCPUさんに仕事をおねがいしてるっす
世の中にたくさんある無料の動画編集ソフトはだいたい僕のことっすね
私がデキる動画編集ソフトだね
CPUだけじゃなくて、デキるGPUさんにも仕事をしてもらうことができるんだ
有料の動画編集ソフトの一部しか私はいないんだよね
動画編集にグラボが必要か知るにはこの5名に話を聞けばわかります
じゃあ、早速聞いていってみましょう
動画編集でグラボが必要かお話を聞けばよくわかります
動画編集でグラボが必要か聞いてみよう

✓今回、見ていく組み合わせ
- CPUさん、GPUさん、デキる動画編集ソフトさん
- CPUさん、デキるGPUさん、動画編集ソフトさん
- CPUさん、デキるGPUさん、デキる動画編集ソフトさん
この組み合わせで実際に動画編集の仕事がやってきたとき、どうなるか見ていきましょう
組み合わせ次第で対応が全然違ってきます
話を聞く組み合わせ=パソコンの中の組み合わせです
グラボがCPUの動画編集を手伝えない
✓今回はこの3人
- CPU
- GPU
- デキる動画編集ソフト
新しい動画編集の仕事を持ってきたよ
私ならCPUとGPU両方に頼めるし、二人に仕事をしてもらおうかな
じゃあCPUとGPU、よろしくね
OKわかったよ
じゃあ早速、動画編集の処理をやっていくね
複雑な作業は僕が得意だし、単純作業は処理の早いGPUに任せようかな
・・・・・・・・・・・
ん?どうしたのさ、GPUさん?
俺は映像の出力しかできないんだ
単純な処理は早くできるけど、動画編集はできないから仕方ないだろ
CPUが処理したデータの映像出力はやるから、ないよりはマシなはずだ
できないことは仕方ないよね
じゃあ僕一人で動画編集の処理をすすめるよ
残念ながら、今回の組み合わせではGPUさんは映像の出力しかできないようです
結局、動画編集の作業はCPUが全部やることになりました
CPUが忙しく作業をしている隣で、GPUは作業をしていない状態になっています
こういうときにはグラボは必要ありません
これから動画編集用のパソコンを買うなら、気にしなくてOK
今、売られているGPUやグラボは、CPUの仕事を手伝えるものだけなので安心
GPUの種類によっては、付いていても効果がほぼないこともあります
最近のGPUなら気にしなくても大丈夫です
動画編集ソフトが対応していないと意味がない
✓今回はこの3人
- CPU
- デキるGPU
- 動画編集ソフト
今日はデキる編集ソフトさん休みっすね
なので、僕が変わりに動画編集の仕事持ってきたっす
じゃあ、動画編集がんばりますか!
今日はデキるGPUだし、早く済ませられそうだ
GPUは単純な処理の速さが腕の見せどころですからね
動画編集ソフトさん、私は何をすればいいですか?
えーっと、Aの仕事はCPUで、Bの仕事もCPU、
ついでに、C~Zの仕事もCPU頼むよ
全部、僕がやることになってない?
そういえば、デキない動画編集ソフトさんじゃ、GPUに仕事をさせることができないんだった
ごめんCPU、今回も一人で作業やってもらうしかないみたいですね
動画編集ソフトによってはGPUの機能をうまく使えないソフトがあります
こういう場合もグラボは必要ありません
どのソフトならGPUが使えるのか一つずつ挙げていると大変なので、ざっくり言うと
- 無料の動画編集ソフトはほぼGPUをうまく使えない
- 有料動画編集ソフトがうまくGPUを使えるというわけではない
- 有料動画編集ソフトの一部のソフトだけがGPUを効果的に使える
こんな感じになってます
使う編集ソフトを決めて、次にそのソフトがGPUを使えるか確認しましょう
動画編集でグラボが必要とされるとき
✓今回はこの3人
- CPU
- デキるGPU
- デキる動画編集ソフト
今日の動画編集の仕事は大変そうだよ
これは時間かかるかもね
うわ~、一人でやったら熱出して倒れそう
大丈夫だよ、私が一緒に作業するから分担していきましょう
おっ、この組み合わせなら二人で仕事できそうだね
- CPUには複雑そうな仕事
- GPUには残りの単純で量が多い仕事
それぞれの得意な方を任せるよ
早速やっていきますか
こっちのほうは任せといて
見ているだけでいい感じの仕事環境です
このような状況を作れるなら、GPUはものすごく力を発揮してくれます
終わったよ!
こっちも終わった!
話をしているそばから、動画編集作業が終わりました
GPUが活躍するには、GPUにうまく仕事を与えてくれるデキる動画編集ソフトが必ず必要になってきます
動画編集をする人によって使う動画編集ソフトが違います
だから、人によってグラボが必要かどうかの意見が分かれるのです
GPUによって短縮できる時間はかなり大きいです
でも動画編集ソフトによってできないこともあります
動画編集でグラボが必要だと実感したお話

✓実際にグラボを搭載した結果
- 作業時間が短縮できた
- ソフトによって効果が違った
- 一度に受けられる案件が増えた
私も以前、グラボ無しで動画編集をやっていた時期がありました
それからグラボを追加して、それぞれの比較をしてみた結果
「グラボは絶対に積んでおいたほうがいい」
という結論になりました
なぜそう思ったのかを詳しく解説していきましょう
実際にグラボを付けた前と後の差を実感するとよくわかります
グラボは絶対に必要レベルのものです
動画編集の時間をグラボのおかげで短縮できた
✓グラボの効果
- 動画編集のエンコードなどの処理速度が圧倒的に早くなった
使用した動画編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」になります
Premiere Proは業界でも使用者が一番多いソフトです
Premiere ProはGPUを効率よく使いこなせる動画編集ソフトです
- 使用しているソフト
- パソコンの性能
によっては短縮できる時間は違ってくるので、人によるところはありますが
エンコードの処理時間を比較すると半分~2/3ほどの時間で済むようになりました
ちゃんと測らなくても、体感でわかるくらい早くなりました
グラボがあってもソフトによって効果が違う
✓比較してみたソフト
- Premiere Pro
- Power Director
- DaVinti Resorve
グラボ搭載のときに、せっかくなのでこの3つのソフトでどう違いが出るかを試してみました
実際に10分の動画をエンコードしながら下記の項目を見てみると、とても興味深い結果になりました
- CPUの使用状況
- GPUの使用状況
- かかった時間
それでは結果を見ていってみましょう
グラボの効果がよく分かる結果になりました
グラボなし、(CPU内蔵GPUのみ)
動画編集ソフト | CPU使用率 | GPU使用率 | かかった時間 |
Premiere Pro | 50% | 100% | 約8分 |
Power Director | 100% | 50% | 約15分 |
DaVinti Resorve | 100% | 70% | 約17分 |
こんな結果になりました
Premiere Proの速さが素晴らしいです
このデータをどう見ればいいかを簡単に説明すると次の通り
✓結果の解説
- Premiere Pro
- CPUに内蔵GPUもうまく活用している
- 内蔵GPUでは性能不足でフル稼働
- CPUは余裕がある
- Power Director
- CPUがフル稼働
- GPUは性能が低いのに余裕がある=あまり働いていない
- つまり、GPUをうまく使えていない
- DaVinti Resorve
- CPUがフル稼働
- GPUがあまり働いていない
- GPUをうまく使えていない
グラボがないので、CPUのみの作業になってます
それぞれの動画編集ソフトの処理時間の差がこれでよくわかります
Intel Core iシリーズにはGPUが入っているので、グラボなしでもGPUの使用率は確認できます
人気のソフトのPremiere Proの速さが目立ってます
グラボ追加して、試してみた
動画編集ソフト | CPU使用率 | GPU使用率 | かかった時間 |
Premiere Pro | 100% | 60% | 約3分 |
Power Director | 100% | 50% | 約15分 |
DaVinti Resorve | 100% | 10% | 約12分 |
結果はこのようになりました
これだけ見てもなしの結果とどう違うのか分かりづらいと思うので、早速解説していきましょう
✓結果の解説とグラボなしとの比較
- Premiere Pro
- CPUもGPUも動作している
- CPUが遅れている
- CPU=必死、GPU=余裕あり
- Power Director
- CPUもGPUも動作している
- 時間が短縮されていない
- GPUが無駄に動作している
- GPUは役に立っていない
- DaVinti Resorve
- GPUがあまり働いていない
- GPUをうまく使えていない
- 時間は短縮された(謎)
こんなにもソフトによってGPUに差が出るのは驚きの結果でした
GPUの働きはソフトによって全然違いますね
グラボのおかげで、動画編集の収入が増えた
✓収入が増えた理由
- 作業時間が短くなる
- 受けられる仕事量が増えた
- 時間単価が上がった
パソコンにグラボを搭載して作業時間が短くなるとその分稼げるようになります
実際には5,000円/件の案件で、対応できる数が週に4件から6件に増えました
つまり、1週間で20,000円 ⇒ ¥30,000円です
グラボ自体は3万円くらいだったので、1ヶ月で取り返せる結果となりました
グラボはずっと時短効果があるので、付けておけば必ず値段分以上の収益に繋がります
短時間で仕事ができるということは、時給が上がったのと同じです
5,000円の仕事を何時間でやるかで、時給は変わります
5時間なら時給1,000円、4時間なら時給1,250円です
時間を短縮することは稼ぐ上で必ず考えないといけないことです
より効率よく作業をしたい人はこちらの記事をどうぞ
≫【効率化】動画編集の時間短縮をするには?【具体的な7つの方法】
グラボが動画編集に必要か、よくある疑問

✓よくある疑問
- 稼ぐのが目的じゃなければいらない?
- グラボの効果が大きいソフトはどれ?
- グラボを搭載したおすすめのパソコンは?
グラボが付いているパソコンにしようか迷っている人によくある疑問をまとめてみました
それぞれの疑問を解消していきましょう
よくある疑問に答えていきましょう
稼ぐのが目的じゃないなら必要ではない?
✓回答
- 趣味の範囲ならなくてもいい
- 快適に作業したい人はつければいい
「グラボが必要だ!」とここまでいってきましたが、その理由は以下の通りだからです
- 作業が早くなる ⇒ 時間単価が上がる
- 案件が早く終わる ⇒ たくさん稼げる
どちらもお金に関する理由です
趣味で時間をかけてやってもいい人は、慌てて作業をする必要もないので、グラボはなくてOKです
趣味だけど、快適に作業をしたいという人ならつけると良いでしょう
趣味レベルならグラボは気にしなくてもいいです
グラボの効果が大きいソフトはどれ?
✓回答
- 一部の有料ソフトのみ
- 当サイトおすすめは「Adobe Premiere Pro」
グラボを効果的に使いこなせる動画編集ソフトは割と限られています
使えたとしても、一部の作業しか任せられないとあまり効果的ではありません
- CPU
- GPU
- 動画編集ソフト
この3つがうまくバランスが取れていると効率よく動画編集ができるので、どれか一つだけ考えてもうまくいきません
パソコン選びをするなら一緒にソフトも決めておきましょう
収益を得ることを目的とするなら、必ずPremiere Proを使いましょう
Adobe Premiere Proはグラボをうまく活用できる動画編集ソフトです
グラボを搭載したおすすめのパソコンは?
✓コスパがいいGPU
- GeForce GTX1650
- GeForce GTX1660 Super
この2つが値段と性能のバランスもよく、これから動画編集をやろうとする人の強い味方になってくれるでしょう
これらのGPUを搭載しているパソコンを探すならこちらの記事をどうぞ
パソコンを選ぶならGPUだけじゃなく、全体のパランスを見ておきましょう
動画編集にグラボは必要なのか?まとめ

✓動画編集にグラボは必要性まとめ
- 動画編集で稼ぎたいなら必要
- 趣味なら必要ではない
- CPUとGPU(グラボ)、動画編集ソフトの組み合わせが大事
- 組み合わせによっては意味がないこともある
- グラボの値段分、稼ぐのはすぐできる
今回の記事では動画編集におけるグラボの必要性について、詳しく解説してきました
実際に必要なのか調べてみると、必要派と不要派の両方が出てきます
この理由は、その記事が書かれた時期を気にして見れば違いがわかってきます
少し前までは
- CPUの仕事を手伝えるGPU
- グラボをうまく使いこなせるソフト
これらが少なかったので、必要ないと言われていた時代もありました
今はCPUやソフトが改善されているのでグラボは必要で間違いないです
この記事が動画編集のパソコンを選ぶのに役に立てば嬉しいです
パソコンを選んだら、動画編集の世界へ進んでいきましょう
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